始祖ユミルの舌は無事か?
[第122話 二千年前の君から]
え?
始祖ユミルって…
舌…
ちゃんとあるよな?
始祖ユミルが全く喋らないのは作品の演出的にセリフをもらっていないんじゃなくて、そもそも喋れないのでは?
え、こわいこわいこわい
エッッッッッッッッッッッッッッグ🍳
…って思い始めて広がった感想を今回書きます。
グロ注意ッ
グロ注意ッ
…今更ですね、進撃の巨人を読んでるんだったら。
先に俺の意見を言うと
始祖ユミルは舌を切られていると思います👅
でも巨人の力を授かった時に舌も復活しているはずです。
…まあ、そうだろ。っていう読者もたくさんいて、実はわざわざ記事にするまでもないことかも知れませんが、今回はこういう話です。(汗)
その根拠はこのページ。
[第122話 二千年前の君から]
まず1コマ目。
真ん中にいる少女がおそらく始祖ユミルです。
状況から察するに、とある村がエルディア族に侵略され、または、この村を治めている豪族が戦争で敗れ、そこに住んでいた村人、始祖ユミルらが捕らえられ、その戦果としての奴隷にされたんでしょう。
[第122話 二千年前の君から]
そして2コマ目。
グロいコマですよね。
どうやらエルディア族は手に入った奴隷は舌を切ってしまうのがセオリーらしいです。
もしかしたら何かヘマをした奴隷への罰のシーンかもしれません。
なにぶん情報が少ないので判断が難しいですけど。
でも、今回は、このコマの配置の順番からいっても
「エルディア族は手に入れた奴隷は初手で舌を切り取る」ということで話を進めます。
だから始祖ユミルも捕まった際、例外なく舌を切られている、と思ったのです。
直接、そんなシーンは無いですけど。
描けるか、んなもん、少年誌で。
だからこのコマ、どういうことかと言うと
「始祖ユミルの舌も切られてますからね。気づいてね。少年誌だから描けないけど」
って意味なんじゃないかな、って思ってます。
じゃないと、このコマ、あんま描く意味ないなぁ、って思っちゃうんです。
エルディア族ひどい。
奴隷かわいそう。
くらいの意味。
始祖ユミルの生い立ちの話の中で、わざわざ「奴隷は舌を切られる」って設定を乗っけてるってことは始祖ユミルに関わる設定なんじゃないでしょうか。
…といいつつ、違う可能性も全然あり得るな、とも思っています。
始祖ユミルの舌が無事な世界線。
エルディア族に僅かばかりの良心が芽生えていることに期待して。
わかりませんからね、実際は。
始祖ユミルがパカって口の中を見せてくれたわけじゃないので。
舌が無事な理由も踏まえて、エルディア族の奴隷への待遇について考察していきます。
まず何故、奴隷は舌を切られるのか?
これは自分がエルディア族になったつもりで、一族を運営する者の立場や都合を考えれば見えてくる気がします。
結局、奴隷って道具なんですよ。
労働力。
働き手。
鋤を引く牛🐂とかと認識は変わりません。
ちょっと賢い牛。
手先が器用な家畜。
エルディアのために働く以外のことは特にして欲しくありません。
族長になったことないんで、素人の予想ですけど。
中でも一番奴隷にして欲しくないこと。
奴隷を扱うにあたって最も警戒すべきこと。
それは奴隷の反逆です。
反逆?デモ?謀反?反乱?
この場合どれが適切なんだ?
とにかく奴隷に裏切られることだけはあってはなりません。
他所で戦争している間に懐から刺されたらたまったもんじゃありません。
特に反乱の成功確率が上がるのが奴隷同士で結託するとき。
この結託がこわい。
だから結託するのに必要なコミュニケーション能力をエルディアは奴隷から奪った。
言葉は教えなくても勝手に覚えますから、やっぱり舌を切るのが一番手っ取り早くて確実なんです。合理的なんです。
多分俺があの時代の族長でも奴隷の舌を切ります。
あの状況なら。
ついでに奴隷の食費も抑えたいので、ご飯の代わりにコカの葉とか噛ませたり…
…なんかもう、うんざりしてきます。胸くそ悪い。
でも、そんなことしたら傷口から破傷風とか、最悪、伝染病が流行ったりしそうですけどね。
…で、始祖ユミルの舌が無事だと思う理由。
これまでと同じく合理的に考えるなら、子どもには奴隷の反逆、奴隷同士の協力に関与するのは難しいからです。
というか舌なんて切り取ったら失血多量で死ぬんじゃないのか…
大人よりずっと弱く小さな子どもなら尚更です。
だから支配者の良心を抜きにしても、合理的な理由から子どもだけは舌切りは見逃されていた可能性があります。
答えは分かりません。
どちらの可能性も十分あり得ます。
だかそこが面白い。
これは物語の中の話ですけど、実際、このエルディア族の生き様はどれくらい現実的なんでしょうか?
歴史上、実在した古代の豪族たちは一体どんな暮らしをしていたのか?
奴隷の扱いはいかがなものだったのか?
自分は無教養なので、その点は語れません。
興味のある方はこれを機会に奴隷の歴史とか調べてみると面白いかもしれませんね。
きっとクソみたいなエピソードがわんさか出てくるに違いありません。
長文お疲れ様でした。